2023年5月26日、東京都学校保健会の元職員である51歳の大貫真代が着服容疑で逮捕されました。
大貫真代は自身が働いていた職場から合計3,000万円以上にも及ぶほどの多額のお金を横領していたようですが、何故犯行がバレなかったのでしょうか？
また、どのようにして行っていたのでしょうか？
今回は、大貫真代の犯行がこれまで犯行がバレなかった理由の考察や、大貫真代の顔画像・Facebookアカウントが特定されているか等を調査しました。
大貫真代が東京都学校保健会の資金を着服
2022年の9月頃に自身が働いていた一般財団法人・東京都学校保健会の定期預金から約200万円を勝手に引き出し、そのお金を自分の口座に振り込んで着服したということで、2023年5月26日に大貫真代が逮捕されました。
大貫真代は『元職員』ということで逮捕された時には既に辞めていたようですが、退職した理由までは明かされていません。
大貫真代が勤めていた『東京都学校保健会』という法人は、学校保健教育に関する支援を行う一般財団法人です。
主な事業としては、以下のことを行っているようです。
- 会報の発行
- 健康教育推進学校表彰
- 健康づくりフォーラムの開催
- 学校保健会連絡協議会の開催
- 研究・研修活動の実施
- 貸出用教材の整備
東京都学校保健会は、東京都から年間約500万円の補助金を受け取っているようなのですが、大貫真代は児童の保健教育のために必要な大切な資金を横領していたということで、その罪は重いです。
どのようにして着服を行っていた？
警察の調べによると、大貫真代はこれまでに東京都学校保健会が持つ4つの口座から合計3,000万円以上ものお金を盗んでいたとのことです。
実際の犯行の手口としては、東京都学校保健会の口座からまず現金を引き出し、その現金を自分の個人口座に直接振り込んでいたようです。
東京都学校保健会の口座に残る履歴としては現金の引き出しのみしか記録されないため、大貫真代が横領していたかまでは分からないようになっていたかとは思うのですが、それでも多額のお金が引き出されていることは調べればすぐに分かるはずですよね…。
何故犯行がバレなかったのか？〜理由考察〜
大貫真代のこれまでの犯行がバレなかった理由として一番の問題だったのは、大貫真代が経理担当をしていて東京都学校保健会の持つ複数の口座を全て1人で管理していたからです。
経理担当が大貫真代しかいなければ、他にチェックをする人物もいないということになるので、それで今まで犯行がバレなかったということになるわけなのですが…
いくら経理担当が1人しかいなくても、やはり自分の法人のお金のチェックは別で上に立つ人物がチェックすべきだったのではないかと思ってしまいます。
なので、犯行がバレなかった別の大きな理由としては、法人の職員のチェックが甘かったからではないかと思います。
大貫真代の犯行理由は？
これまでで合計3,000万円以上ものお金を盗んでいた大貫真代ですが、こんなにも多額のお金を横領した犯行理由は何だったのでしょうか？
警察の調べによると、大貫真代は暗号資産の投資を行なっていたようで、どうやらそこで多額の借金を抱えていたようです。
そのため、
「損失補填のためだった」
「暗号資産で得た収益で返済すれば問題ないと思った」
と発言していたようです。
この「暗号資産で得た収益で返済すれば…」という考えは、いかにも投資の沼にどっぷりハマって抜け出せなくなっている者の発言だなと思ってしまいました。
大貫真代が行なっていた暗号資産投資について調べてみたのですが、暗号資産を使っての投資はハイリスク・ハイリターンのようで、相当投資に慣れている者でなければ初心者は手を出すべきではない取引のようでした。
また、大貫真代は自身が利用していた暗号資産の投資サイトから「口座が凍結されたので解除する必要がある」という連絡を受けていたようです。
それに焦ってどんどん東京都学校保健会の口座からお金を盗むようになっていったと思われるのですが、既に投資に失敗して多額の借金を抱えているのにそこでまだ収益を得ようとしている時点で、もうかなりまずいのでは…と思ってしまいます。
大貫真代の顔画像やFacebookアカウントは特定されている？
今回着服の容疑で逮捕された東京都学校保健会の元職員である大貫真代ですが、顔がわかるものやFacebookアカウントなど、特定できるものは公開されているのでしょうか？
詳しく調査してみました。
大貫真代の顔画像は？
5月26日に報道されたニュースサイト等で、大貫真代が警察に連行されている様子が映像で映し出されていました。
大貫真代は連行される時は特に顔を隠したりする様子もありませんでしたが、
車に乗り刑務所へ移動する時には、このように下向きに俯いていました。
今更ではあるものの、自分の犯した罪の重さを感じているようにも見えます。
大貫真代のFacebookアカウントは？
大貫真代の顔は映像で映し出されていましたが、Facebookのアカウントは持っていたのでしょうか？
調べてみたところ、検索で表示された同姓同名の人物は2名だけでした。
1人は明らかに違う人物ですが、2人目の方は詳細が一切書かれていなかったので、大貫真代本人かどうか特定するには至りませんでした。
ですが、Twitterでも調べてみたら、もしかしたら大貫真代本人かも？と思うようなアカウントが出てきました。
ただし、ツイートを一切していなかったので、こちらも大貫真代本人かどうかはっきりするまでには至りませんでした。
大貫真代の罪の重さはどの程度？
今回着服の容疑で捕まった大貫真代ですが、科される罪の重さはどれくらいなのでしょうか？
調べてみたところ、『着服』という言葉は法律用語ではないということでした。
着服も横領も似たような印象ですが、意味合いとしては一緒と考えて良いようです。
そのため、大貫真代が科される罪状としては「横領罪」が該当するのではないかと思います。
詳しくは下記の通りです。
刑法第２５２条
第１項：自己の占有する他人の物を横領した者は、５年以下の懲役に処する。
第２項：自己の物であっても、公務所から保管を命ぜられた場合において、これを横領した者も、前項と同様とする。
ということなので、大貫真代が科される罪は5年以下の懲役に当たるかと思うのですが、横領にも細かく種類があるということや、盗んだ額も多額であること、そして余罪もある可能性があるので、これよりも重い罪が科される可能性もあります。
金を楽に稼ごうと思ってはいけない
大貫真代は、今回の犯行の動機としては「自身が抱えていた借金の補填のため」ということでしたが、もっと大元を辿ってみれば、きっと「楽して大きなお金を稼ぎたい」と思っていたのではないかと思います。
暗号資産の投資は、先述の通りハイリスクではありますが、その分りターンも大きいようです。
また、株などの投資は土日は原則できないことになっていますが、暗号資産の取引は曜日や時間問わず常にできるようです。
それも相まって投資にハマってしまったのでしょうね。
何をするにも、楽してお金を稼ぐことは難しいです。
もしそういった方法があるとしても、それは限りなく犯罪に近い手段であることが多いです。
なので、今がもし辛い状況だとしても、犯罪に手を染めることなく真っ当に稼ぐべきですよね。
大貫真代は今回逮捕されたことによって、自分がどれだけ重い罪を犯したのかということや、楽してお金を稼ごうと決して思わないことも含め、しっかり反省してほしいですね。
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