【ママチャリ逆走逆ギレおばさん】悪いのは自転車か車どっち?罪状や罪の重さも

【ママチャリ逆走おばさん】悪いのは自転車か車どっち?罪状や罪の重さも
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2024年4月14日に東京都大田区池上付近で起きた、ママチャリを逆走で運転してきた女性が車に衝突しそうになった事件がSNSをはじめとしたネット上で話題になっています。

動画はXやTikTokやYouTubeなど多方面に拡散されており、今も炎上や論争が続いていますが悪いのは「ママチャリ逆走おばさん」なのか、車のドライバーなのかどちらなのでしょうか?

罪状や罪の重さも調査しました。

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目次

【動画】ママチャリ逆走おばさんの事件はどのように起きた?

 

まずは、「ママチャリ逆走おばさん」事件がどのように起きたのかを動画でよく確認してみましょう。

 

https://twitter.com/harumi_port/status/1779324132561387544

 

事件が起きた時の様子としては、ママチャリを左側通行ではなく右側通行で走らせてきた女性が、信号を見ない状態のまま車の方に突っ込んできたように見えます。

そしてその後女性は車の進路を妨害するかのようにその場に留まり、車が進もうとしても道を開けずに何かを言いながら電話をかけたり写真を撮影した後、去って行きました。

 

この様子を撮った動画が拡散された当初は、ママチャリ逆走おばさんが一方的に責められる展開になっていました。

 

【ママチャリ逆走おばさん】悪いのは自転車か車どっち?

 

【ママチャリ逆走おばさん】悪いのは自転車か車どっち?

 

事件が起きて動画が投稿された当初は「ママチャリ逆走おばさんが悪い」という意見で溢れていたのですが、現在は「車側も悪い」という意見も多く出ていて論争が起きています。

では、今回の事件はどちらの方が悪いのでしょうか?

 

今回の事件と論点のポイントは、下記の通りのようになります。

 

事件のポイント

・事件当時の時間帯は不明

・歩行者専用標識がある

・自転車が通行すべき場所と方向が書かれている

 

論点のポイント

・車のドライバーはドラレコに記録した動画をネット上に拡散した

・ママチャリ逆走おばさんの顔はモザイク処理なしの状態

 

上記のポイントだけをパッと見ると、どちらかが一方的に悪いというわけではなく、どちらにも少なからず否があるようにも感じられてしまいそうですね…。

 

ママチャリ逆走おばさんとドライバーそれぞれの罪状と罪の重さは?

 

ママチャリ逆走おばさんとドライバーそれぞれの罪状と罪の重さは?

 

今回の事件は、どちら側にも責められてしまうポイントがあるようです。

まずは、ネット上で論点が起きているポイントをご紹介します。

 

https://twitter.com/gameyoudazo/status/1779970425034010791

 

ネット上では「ママチャリ逆走おばさん」「車のドライバー」の他に「特定班も悪い」という声も多く上がっているのですが、ここでは事件の当事者である「ママチャリ逆走おばさん」「車のドライバー」に絞ってご紹介していきます。

 

ママチャリ逆走おばさんの罪状と罪の重さ

 

まずは、ママチャリ逆走おばさんについてです。

自転車の交通ルールと交通ルール違反については、全て挙げると下記の通りとなります。

 

危険行為の種類 危険行為の解説
信号無視

(道交法第7条)

信号や警察官の手信号に従わない違反
通行禁止違反

(道交法第8条第1項)

通行止めや車両進入禁止の場所を通行してしまう違反
歩道用道路における車両の義務違反(徐行違反)

(道交法第9条)

歩道を通行するときは特に歩行者に注意して通行しなければなりません。
通行区分違反

(道交法第8条第1項、4項、6項)

道路の決められた部分を走らないことの違反。

自転車は原則車道を通行する、など。

路側帯通行時の歩行者の通行妨害

(道交法第17条の22項)

路側帯を通行するときは歩行者の通行を妨げてはいけません。
遮断踏切立ち入り

(道交法第33条第2項)

遮断機が閉じようとしているとき、閉じているとき、

警報がなっているときに踏切内に立ち入る違反

交差点安全進行義務違反等

(道交法第36条)

交差点の進行等においての違反
⑧交差点優先車妨害等

(道交法第37条)

交差点を右折するときは直進や左折する車両等が優先です。

右折時の直進、左折者への進行妨害により違反となります。

環状交差点安全進行義務違反等

(道交法第37条の2

環状交差点での交通方法による違反。

車両は右回り(時計回り)の通行をしなければなりません。

指定場所一時不停止等

(道交法第43条)

一時停止違反。標識や標示に従い一旦停止しましょう。
歩道通行時の通行方法違反

(道交法第63条の42項)

自転車が標識やその他の理由で歩道を通行ができる

場合でも、歩道の車道寄りを通行し、歩行者の通行

を妨げてはいけません。

⑫制動装置(ブレーキ)不良自転車運転

(道交法第63条の91項)

ブレーキ、反射板、尾灯を備えなければなりません。
酒酔い運転

(道交法第65条第1項)

酒酔い運転の禁止。少量の飲酒でも違反となる場合もあります。
安全運転義務違反

(道交法第70条)

ハンドルやブレーキをしっかり操作し、

他人に及ぼさない速度と方法で運転しなければなりません。

妨害運転

(複数の条文を参照)

 

他の車や歩行者などの通行を妨げる目的で、幅寄せや進路変更などを行う行為。

 

また、上記のどれかに当てはまる罪を犯してしまった場合は、下記のような罰則が与えられます。

 

罰則 危険行為の種類

(上記表の番号参照)

5年以下の懲役または100万円以下の罰金
3ヵ月以下の懲役または5万円以下の罰金 ①②③④⑥⑦⑨⑩⑭
10万円以下の罰金 ①③⑩⑭
5万円以下の罰金 ①②③④⑥⑦⑧⑨⑩⑫
2万円以下の罰金又は科料 ①⑤⑪

 

ママチャリ逆走おばさんは、今回の事件ではこのような罪を犯してしまっていると考えられます。

 

① 信号無視

④ 通行区分違反

⑤ 妨害運転

 

ママチャリ逆走おばさんは、上記の通りの罰則が与えられるとするならば、3ヶ月の懲役もしくは罪の重さによっては2〜10万円以下の罰金になると考えられます。

 

車のドライバーの罪状と罪の重さ

 

続いて、車のドライバーの課されると考えられる罪についてです。

ドライバーの場合は、道路交通法は一見守っていると思われますがこちらの投稿を見ると、

 

 

この周辺で注意すべき点としては、「7:45〜8:45は歩行者専用道路」ということになります。

もし車が通行していた時間帯がこの時間帯に当てはまるのならば、車側の方も悪いということになり、道路交通法の罰則規定では3ヵ月以下の懲役または5万円以下の罰金ですが、実際の罰則では、反則金7,000円と違反点数2点となります。

 

ママチャリ逆走おばさんとドライバーそれぞれの罪状と罪の重さは?

 

ですが、車のドライバー側はそれだけではありません。

ドライバーはママチャリ逆走おばさんのことを、顔を特定できる状態でネット上に投稿してしまいました。

このような個人情報を侵害するような行為をしたことで、罪が課される場合があります。

 

今回はドライバーはあくまでその事件の様子を載せただけで、特定班のように名前などの個人情報までは出していませんが、少なくとも個人情報が特定できるかたちとしては流出させてしまいました。

そのため、損害賠償を求められる可能性も考えられるかと思います。

 

その場合は、プライバシー侵害として10〜50万円の賠償金を請求される可能性もあるかと思います。

 

まとめ

 

今回は、ママチャリ逆走おばさんと車のドライバー側とどちらが悪いのか、もし罪に問われるとしたらどちらがどれくらいの罰則が与えられるのかなどを考察してきました。

今回はどちらかが一方的に悪いとは言い切れず、「事件が起きた」ということと「その様子をネット上に拡散した」という2つの面で両方の罪が問われる可能性があるので複雑な事件になりそうです。

 

今後この事件がどのような展開になっていくのか、動向に注目しましょう。

 

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