2023年6月に起こったフランスでの暴動が激化しており、もはや歴史に残るほどの市民戦争ではないかと言われるくらいの悲惨な状況が続いています。
現在も収まる様子がなく大混乱の状態が続いていますが、そもそもなぜこのような暴動が起きてしまったのでしょうか?
また、激化の経緯やここまで大事件になってしまった原因はどこにあったのでしょうか?
わかりやすくまとめてみました!
【動画】フランス暴動のきっかけは警察官による17歳少年への発砲事件?
フランスの暴動が起きる大きな引き金となった事件が、2023年6月27日に起こりました。
フランス中央部のナンテールにて、アルジェリアとモロッコの血を引く17歳の少年・ナヘル.Mさんが警察官に至近距離で撃たれ、命を落としてしまったのです。
ナヘルさんはいくつか交通違反を起こしてしまったことで警官に止められていたのですが、その途中で車を動かしたことで警官が至近距離で発砲し、亡くなってしまったとのことです。
警察の主張によると、
「警官に止められた少年が自動車を動かして警官を引こうとした(ために発砲した)」
と、正当防衛を主張していたのですが、実際の動画を見る限りではどう見ても警官を引くような運転をしていないので、それがフランスの市民を憤慨させたのです。
その時の実際の動画がこちらです。
ショッキングなものではあるので、閲覧には気を付けてください!
これがフランスでの抗議デモの引き金となった。
ナヘル(17歳)はアルジェリアとモロッコの血を引くフランス市民だった。
彼は火曜日の朝、車で逃走中し
警官に射殺された。 https://t.co/jQjoR9nugq— Mїteru🇯🇵ᔆᵘᙚᑋⁱ🍣 (@miracle_miteru) June 30, 2023
たしかに実際の動画を見ると、警察が主張しているような引かれるほどの運転をしていません。
警察官は車の窓越しに立っていて、少年はただ真っ直ぐに車を走らせただけなので、どう考えても引かれるはずがないですよね?
この発砲した警察官は後に逮捕されたとのことですが、撃った理由や警察側の正当化の主張も市民を怒らせる大きなきっかけになったのだと思われます。
フランス暴動が起きた理由は人種差別のストレス爆発?
亡くなったナヘルさんは、アルジェリア系とモロッコ系の両親を持つアラブ系の方だったのですが、警察官の対応が差別的だったことが問題視されました。
実は、フランスではこのように有色人種の容疑者への不当な発砲が多発していて、2022年には13人も命を落としてしまっているのです。
それによって市民の怒りが爆発してしまったことで、今回の暴動に繋がったと言われています。
実はフランスでは人種差別による事件は過去に何度も起きています。
記憶に新しいのは2020年6月頃に起きた講義デモです。
この時も、抗議デモが起きたきっかけは今回と同じような理由で、米国で白人警官に押さえつけられた黒人男性が亡くなったという事件がきっかけでした。
それだけでなく、2016年にはフランスに住む黒人男性が警察官に拘束された後に命を奪われるという事件が起きていて、フランスではこのように人種差別がきっかけで起きる事件が多発しているのです。
おそらくマクロン大統領が就任した2017年の法改正によって警官による発砲の基準が緩和されたことで、このような事件がさらに急増したことも原因だと思われます。
フランス暴動が激化している場所はどこ?
先程ご紹介した通り、今回の暴動が起きた引き金となった警官による発砲事件は、ナンテールという場所でした。
ナンテールはフランスの中央部に位置していて、パリのやや北西に行った場所です。
ナンテールの治安について調べてみたところ、実はあまり良いとは言えない地域のようです。
ネット上でパリ郊外の物件を探している方が住みやすい場所を質問していたのですが、そこに書いてあったのは
「ナンテールを超えれば安全きれいだと思います。」
「ナンテール以降は安全です。」
というコメントがありました。
「ナンテールを越えれば」ということは、つまりナンテールはあまり治安が良くないということになります。
そして実際に現在フランスで暴動が起きている場所をマップ上に掲載した画像があるのですが、
このように、パリを中心としながらも、暴動のきっかけとなったナンテールも激化しているエリアに含まれています。
なので、今はパリを中心としたエリアが一番危険だと思われます。
フランス暴動が激化した原因は一般市民ではなく武装勢力?
フランスの暴動は、ニュース記事を一見するとあくまで一般市民が激化させたかのように思えてしまいますが、一般市民がここまで派手な暴動を起こせるのか?と疑問に思いました。
そこで詳しく調査してみたところ、このような動画が出てきたのです。
これが🇫🇷市民なのか?戦闘部隊だろ。テロ確定。pic.twitter.com/t1uq5rrQHz
— 酒本正夫 (@SakemotoMasao) July 2, 2023
フランス🇫🇷では警官が武装グループと対峙していますが、すでに軍の出番のような気がします。#パリ #暴動
pic.twitter.com/h286i9lgyK— still alive (@speakingEn62091) July 1, 2023
フランス大暴動で武装勢力出現。 https://t.co/IIwAvflNgW
— deepthroat (@gloomynews) June 30, 2023
このように、現地で実際に起きている暴動の動画を見ると、明らかに一般市民が起こしている暴動には見えない状況が映し出されています。
この人達が所持している武器の中には、なんとアメリカがウクライナ軍に提供した軍用のライフル銃なども使われているようです。
そんな武器を一般市民が入手できるはずがないですよね。
なので、一般市民ではない武装勢力が暴動を激化させていると見られます。
フランス暴動が起きた本当の理由はジョージ・ソロスの陰謀?
このように、フランスの暴動が起きたきっかけはナヘルさんが警察に発砲されたことをきっかけに激化したように報道されているのですが、別の見方も話題になっています。
それが、ジョージ・ソロスによる陰謀論です。
ジョージ・ソロスは、簡単に説明すると『世界三大投資家』として知られるほどの大富豪の投資家です。
政治運動家としても活動しているため、これまで世界で起きた様々な事件についてその見解を主張してきました。
ですが、裏ではこれまで世界で起きた事件の黒幕はジョージ・ソロスが意図的に引き起こしたのではないかという意見も出てきています。
例えば、2020年から世界中で大混乱を引き起こした新型コロナウイルスも、実はジョージ・ソロスが広めたのではないかと言われています。
この陰謀論は単に一般の方が発言しているのではなく、オランダの極右ポピュリストとして知られるティエリー・ボーデ氏や、Twitter社のCEOであるイーロン・マスク氏など、様々な方が発言しています。
また、今回のフランスでの暴動が起きた本当の理由は、ジョージ・ソロスとCIAが、脱米したフランスがBRICSに近づこうとしたために、制裁を下すために起こしたのではないかという意見もあるようです。
フランスの暴動は、マクロンがBRICSに近づいた直後に激化。
オモテ向きは移民政策へのデモだと言われていますが、一般人はこんなことをしません。
裏ではいつもの通り、ジョージ・ソロスとCIAがやらせています。
BLMによる分断工作。
つまりはアメリカ様からのお仕置きであり、見せしめ。 pic.twitter.com/waCvHZe4Ku
— イワシュウ (@YUBnec5idCZbVM7) July 2, 2023
アメリカがフランスの暴動を内戦まで持って行こうとしている。
フランスが脱米してBRICsに近づいた途端にこれ。
🇫🇷の警察署にRPGが撃ち込まれた。こんな兵器暴徒が武装しているわけないだろう。
🇺🇸のソロスとCIAが仕組んだものと思われる。東京も米軍基地のある六本木辺りは凄まじい緊張感が漂っている— 初夏 凜(大分の画家) (@Rin_Syoka1192) July 2, 2023
ここまで激化してしまっていては何が真相なのかわからない状態ですが、このような意見もあるようです。
まとめ
今回は、2023年6月から起きたフランスでの暴動について、暴動が起きたきっかけからここまで激化した経緯などをわかりやすく紹介してきました!
早く暴動が収まり、パリにこれまでのような平和が1日でも早く戻ってきてほしいと願うばかりです。
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