2023年5月23日、出資法違反の容疑で酒井健とその他3人の男が逮捕されました。
酒井健を含めた男4人は、逮捕されるまでの6年間で、法定金利の約51倍でお金の貸付や利息を受け取っていたようです。
今回は、酒井健の顔画像やFacebookを特定可能なのかを調査すると共に、他に逮捕された3人の男の名前や顔等の特定は可能なのかを調査しました。
さらに、酒井健らが経営していた東京都内のインターネット広告会社の場所や、科される罪の重さについてもまとめてみました。
酒井健を含めた男4人が出資法違反で逮捕
2023年5月23日までに、東京都内でインターネット広告会社の代表を務めていた酒井健と、その他3人の社員の男が逮捕されました。
酒井健を含めた男4人は、法定金利の約51倍でお金の貸付をしたり利息を受け取っていたということです。
通常の法定利率とは、どのように決められているのでしょうか?
調べたところ、約定利率に関しては当事者間の合意によって自由に定めることができるようです。
ただし注意するべき点としては、利息制限法の上限を超えてはいけないということです。
分かりやすく利率を表にして説明すると、このようになります。
元本 | 上限利率 |
---|---|
10万円未満 | 20% |
10万円〜100万円未満 | 18% |
100万円以上 | 15% |
このようになっているのですが、例えば100万円を15%の利率で1年間お金を借りたとすると、その時の利息は15%なので15万円になるということになります。
通常はこのように考えるのですが、酒井健は法定金利のなんと51倍で貸付をしていたということなので、とんでもない利息を払わなければならなくなります…
恐ろしいですね。
事件の詳細
酒井健は、このように定められている法定金利の約51倍でお金の貸付を行い利息を受け取っていたとのことですが、巧妙な手口を使っていたようです。
逮捕のきっかけとなった時は、東京都内の5人の人物に法定金利の約51倍にあたる438万円を貸し付けていたようです。
酒井健は原価10円〜1,200円くらいのただの石を「パワーストーン」と偽り最大30万円で買わせて、その「キャッシュバック」という名目でお金を貸し付けていたようです。
『来店不要・即日振り込み』と謳いながらこのような手口を使い、逮捕されるまでの6年間で44の都道府県に住む約3万人の男女から総額で約133億円を決済させ、利息として約27億円を受け取っていたとのことです。
酒井健は自身を代表と言っていて、自ら犯罪に手を染めることはせず社員の3人の男に犯行をさせていたようです。
その3人の社員は否認や黙秘をしているようですが、酒井健の方は容疑を認めているとのことなので、今回逮捕された酒井健を含める4人は確実に犯行を行ったと思われます。
普通ならこんなに高い金利で貸し付ける会社なんて詐欺ではないかと思ってしまうと思うのですが…
それでも約3万人もの人が利用していたとのことですから、怖いですね…。
酒井健とその他3人の男の顔画像やFacebookは特定できている?
今回逮捕された酒井健ですが、顔がわかるような画像や映像が公開されていたり、Facebookアカウントは特定できるのでしょうか?
詳しく調査してみました。
酒井健の顔画像は?
調べたところ、このニュースを報道していたサイトでは酒井健が警察に連行されている映像を公開していました。
マスクをしていることや車のフロントガラス越しの撮影になっていたためハッキリとは映っていませんが、髪は短髪で眼鏡をかけていることは認識できますね。
酒井健のFacebookは?
「酒井健」の名前でFacebookのサイト内検索をしたところ、同姓同名の人物は沢山出てきました。
詳細を記載している人物もいれば、何も記載していない人物もいて、どれが今回逮捕された酒井健本人なのかまでは非常に特定しづらい状態でした。
なので、酒井健本人はFacebookアカウントを持っていた可能性もあるかもしれないが、特定することまでは不可能といった感じでした。
逮捕された他3人の男の顔や名前は特定されている?
このニュースを報道していたサイトによっては、酒井健のみの報道をしているところもあったりしたので、他に逮捕された男3人の情報まではわからないところもありました。
ですが、詳しく調査したところ、酒井健と一緒に逮捕された3人の社員の名前と顔も公開されていることがわかりました
酒井健の他に逮捕されたのは、画像左から
・尾崎容疑者
・角田容疑者
・風間容疑者
の3人のようです。
公開されていたのはいずれも苗字のみで、フルネームまでは公開されていなかったものの、顔はこのように公開されていました。
酒井健らが経営していた東京都内の会社の名前や場所はどこ?
酒井健ら4人は『来店不要・即日振り込み』と謳ってお金の貸付等を行っていたとのことですが、酒井健らが経営していた東京都内のインターネット広告会社の名前や所在地はどこなのでしょうか?
こういった詳細の情報が公開されているのか詳しく調査してみたのですが、ある程度の情報は特定できました。
酒井健らが経営していた会社の名前は『index』という名前の会社のようです。
オフィスの場所は東京都渋谷区にあったようですが、詳しい所在地までは特定できませんでした。
また、企業サイトもあったようなのですが現在は閉鎖されているとのことです。
酒井健ら4人の問われる罪の重さは?
今回出資法違反の容疑で逮捕された酒井健ら4人は、どれくらいの重さの罪を犯したのでしょうか。
出資法違反の罰則としては、貸付を行ったものは5年以下の懲役もしくは1,000万円の罰金どちらかが科されるか、もしくは両方が科されるようです。
しかし、他にも調べた情報によると、『業として行っている者が著しい高金利で貸付をした場合には、10年以下の懲役もしくは3,000万円の罰金どちらかが科されるか、もしくは両方が科される』とも書かれていました。
酒井健ら4人はこれを仕事として約6年間にもわたって犯行に及んでいたのですから、10年以下の懲役もしくは3,000万円の罰金か、その両方が科される可能性が高いと思われます。
金の貸し借りほど恐ろしいものはない
今回の事件で、酒井健らは6年間でなんと3万人の顧客から金を高金利で貸し、高い利息を受け取っていたことがわかりました。
こんなに怪しい会社なのに、それだけ利用者がいたということは、それだけお金に困っている人がいるということにもなります。
ですが、お金の貸し借りほど怖いものはないですよね。
おそらく利用していた人達は銀行などからお金を借りることができないような何かの理由があって、こういった『来店不要で即日振り込み』という怪しいキャッチフレーズにも関わらず利用してしまったのだと思います。
勿論このような犯行をしていた酒井健らが悪いのは間違いないですが、それを利用してしまうのも危ないかなとも思ってしまいます。
お金は本当に怖いもので、最悪の場合人の人生を狂わせてしまいます。
お金を借りたはいいものの、利息が高過ぎて借金がどんどん膨れ上がり、果ては命を絶つことを考えてしまう人もいます。
どうしてもお金を借りなきゃいけないという状況は起こり得るかもしれませんが、そうなる前にできる対策をするとか、どうしても借りなきゃいけない状況になったとしても、こういった怪しい会社にまでは手を出さずに他の方法を探せないのか…
このような事件が起こると色々考えてしまいます。
酒井健ら4人には、今回捕まったことでどれだけ多くの人を騙しどれだけの酷い悪事をはたらいていたのかをしっかり反省してほしいですね。
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